Global Game Jam Sapporo 2013 に参加しました #ggjsap

初めてのGGJ!

http://atnd.org/event/ggjsap13
チーム4にプロが来たと思った? 残念、あんにゅいちゃんでした!

私の役割

今回はグラフィッカとして参加しました。
ゲーム制作経験が全く無いので、参加時点でプログラマは志望せず。
チーム4は Rails+CoffeeScript だったので、Rails部分なら力になれるかなぁ…とか思ったけど、実際に走り出したらまったく追えなくなったので静かにしていました。

私の関わり方

コミュニケーションチャンネルはSkypeが主で、私はほとんどSkypeに引きこもっていました。事前ミーティングは不参加。期間中、初日は顔出して企画のお話とかしたりしたけど、あと2日は体調崩しておうち参戦でした。

ゲーム制作をふりかえる

企画の時間

チーム4のゲーム制作は、企画にたくさんの時間を使いました。

以前、参加した春祭りの時は、チームで集まったその日にゲームの構想がかたまったのでそれくらいの時間を想像して挑んだのですが、今回はテーマ発表〜2日目の昼過ぎくらいまで、作るものが揺らいでいました。
何が違うのかなーと考えてみて気づいたのは、春祭りの時は最初に「シューティング」というのが決まっていたということです。あれは大きかった気がします。

今回はメンバーのスキルを考慮して、事前にブラウザゲー(ソシャゲ)にしようということは決めていたけれど、これだと媒体しか決まっていないんですねぇ。その上になんでも作れちゃう。jsで画面遷移なしのゲームを作ったので、もうアクションでもなんでも乗り放題です。ブラウザゲーというと 脱出ゲー or ブラウザ三国志 くらいしか思い浮かばない私には目から鱗でありました。各々、ブラウザゲーのイメージも違ったのかなぁと想像します。

もしもう一度やるとすれば、もっとジャンルまで絞ってから挑むかなぁ。そうしたら大分構想を練るのが楽かもしれません。実際、クリックゲーにしよう って決まってからは初日分の時間しか使っていない気がします!(あんまり会場にいなかったので詳しい時間はわかりません><)

リーダーのすごみー!

miioたんがリーダーだったんですが、まじすごい。
ゲーム基盤の事前作成とかgitに慣れていない人のためのサポートツール作成とか、Skypeの窓分けとかゲームの方針決めだとか、チームのインフラ設計みたいなところを一手に担っていました。
githubを回したり滞りがちだったりするところへ気を回したりもしていて、企画/プログラム/絵 とどのSkype窓で困っていても降臨して一言くれるし、あなたが神か…。
なんか…事前込みでものすごく負担が偏っていた感じがあるので、微力でも力になれるとするとどこかなぁと考えました。役割分担難しそう。そのあたり何かあれば今度聞かせてください!
その前に顔出せって話ですね!すみません!

グラフィッカとして

mabちゃんありがとう!

今回一緒にグラフィッカとして動いていたmabちゃん!
めちゃんこお世話になりました…!
私はゲーム向きの画像というのがイマイチよくわかっていないので、mabちゃんの描くドット絵がすごく参考になりました。テイストとか作るものとかの方針ぎめがすごく助かった! 私はほとんどmabちゃんの操作で動いていました(^o^)

グラフィッカは事前情報がほしい

絵師は作る物が具体的にあがるまではすごく動きづらいのだなぁ というのを感じました。
今回は流れがあんまりわからず、2日目午後に自分駆動でつくりはじめちゃったけど、画像サイズとか必要な画像の種類とかをもらってから作った方が良かったのかなー。でも自分の発想が1日で間に合う気がしなかったので、64×64でアイコン作りはじめちゃったし、結局合わせてもらっちゃいました!エヘヘ
指示貰う前に描いたものは全捨てしたのですが、どんどん描きやすくなっていったので、数描くのアリな感じします。ただ、サイズだけは決めてもらったほうが良かったのかも…?
もし遠隔参戦じゃなければ、企画段階から画面のイメージラフを描いてみつつパーツとか決めるのが良さそうですね。自然と必要なものに辿り着けそうな感じ!

githubとグラフィッカ

今回は画像もgithubで管理しました。画像diff超べんり!
github駆動だとモヤッとしたものがコミットしづらいので、序盤はdropboxを使って良かったです。でももっと早く pull request 送ればよかったかな。
もう一度挑戦するとすれば、今度は必要な画像一覧とその大きさ、ファイル名だけ決めてから作り始めたいです。ダミー画像から順番にプルリクしていけそうな感じ!
この情報が必要っていうのは、グラフィッカで参加しないとわからなかったかも。
今までのプログラマ人生ではまったく想像できなかった。勉強になりました。

(思い返してみると、春祭りの時はそうやって情報を用意してもらってたのに一個も画像提出しなかったのでした…シャセン…シャセンッ……)

すごく印象に残ったツイート

最初見た時「ん?」ってなったけど、何度か読んで、もう、なんか、すごく印象に残りました。
自力以外出せないっていうのは、今まで積み上げてきた知識とか経験とかそういうものからしか、力は出せないということ…!

必要になった時に調べてみても、自分の中に似た経験やベースがないと、すぐに力として使うことなんてできないですよね。私は何度か似たようなことを感じたことがあって、わかっていたはずなんだけれど、実際に参加した人からこのツイートが出たことで思い出したようにハッとしました。きっと忘れていたんですね。
多分、そんな気持ちを強く感じないように、わからないことを避けてすごしているんだと思います。だってつらいし。

GGJに参加するということ

ずっと思っていたこと

もうね、私は恥ずかしかったんですよ。恥ずかしくて今までハッカソン系イベントは避けまくっていたんです。
何もできない気持ちが強いし、多分実際何もできない。プログラマを名乗っていても、急に何かを作れって言われた時に何も作れない。
仕事では、ハッカソンのようにストイックな作業はしたことがないし、職業プログラマとして、ハッカソンで何か作れることが重要かと問われれば、NOと答えます。
でもハッカソン会場ではそれを求められるし、それができるプログラマが集っているわけですよ。その中に居ることが恥ずかしい。
できないこと自体は悪いことでも恥ずかしいことでもないと思うし、できるようにならなければいけないとも思っていないけれど、できないことが恥ずかしいと思うようなところに、楽しく参加できる人達に憧れているわけです。だいぶ強く。

参加を決めた時の気持ち

そんな私なので、GGJ参加にもだいぶ躊躇していました。
12月22日にgiginetからお誘いリプライをうけても、まったく登録する気になれず。だってこわいし。それでずっと躊躇してそっとしておいたのだけれど、1月13日にもう一回お誘いリプライをもらったんですよ。

最初は「よかったらぜひ!」だったのが「ゲーム作りませんか?」になっていたんですよ。なんかその時に「これ断ったらずっと負けな気がする…」と思ったんですよ。普段勝ち負けって表現は大嫌いなんですが、この時は強くそう思ったんですよ!
で、この瞬間に決めなきゃ多分参加できないと思ったんですよ!
これ以上躊躇してはいけないと!

なんかだいぶ躊躇感漂っていますがすごくがんばりました。プログラマは志望できなかったのだけどね。

参加してみて

力になれたかって言うとほとんどなれてない感じするけど、タイトルが画面に出た時はわわわって思えたの、よかった…! Ust越しだけどちょっとどきどきしました。ふしぎ!

あとは何より、近くでプログラマ勢の死屍累々感を感じられたのがよかった!(えっ)
これは冗談じゃなくてですね〜
普段一緒にコード書いているわけではないメンバーと、事前のSkypeとその場の会話でもってプログラムの方針を決めたり、満身創痍な感じになりながらコードを書いていけるというの、すごいなと思ったんですよ。ほんとすごい。それを近くで感じられたのはほんとによかったと思ったんですよ!

多分いくつかよかったと言えるための条件もあって

  • 仕事と遠い
    • 本職カテゴリで参加していない
    • 職歴よりゲーム制作歴が重要
  • 日常と遠い
    • まわりは普段接することのない人ばかり
    • 参加者はプロだけじゃないしプログラマだけでもない

みたいなとこ。これらのおかげで、自分がどうかとかは置いといて、周りをフラットに見られる状態だったの。そういう場所に居させてもらったのは結構大きいとおもいます。
自分が中に入っちゃうと、できない申し訳なさとか後悔とか色々出てくるだろうけど、睡眠時間削りながらその時々全力で参加している人達を外側から見てるとそんなの全然関係なかった。負の念というのは自分の内側だけの問題だよなと思いました。ほんとプログラマかっこよかった。変態ばかりですよ。あの中に混ざりたいと本当に思いました。駆動する力になりたい。

それでね、次のGGJに参加するとしたらどこに入るかなって考えたんだけどね、プログラマ枠は目指し辛い感ありますね!
だって絶対肌に悪いもん……

そうかつ!

私くらいの参加度で振り返ってみてこれだけ感じるものがあるのだから、3日間フルに頑張ってた人はまだ全然抜けてないだろうなぁ と思って#ggjsapタグ周辺みたらそんな感じでワロタ
参加したおかげで、手元のコードをさわるのが楽しくなりました。ふしぎ。
参加してみてよかったよおおっ チーム4のみなさんありがとうございました!
ぎぎたん誘ってくれてありがとう! Organizerおつかれさまでした!


まじかわいい

おまけ

一人アセンブラチームの変態っぽい人がハイテンションで超楽しそうだったの、すごく良かった! あんな感じで参加したい! 絶対つらい!(ジレンマ)